
普段は社畜しながら国内を弾丸旅行している記事が多いこのブログだが、今回はついに海外進出を果たした。もちろん海外旅行とはいえ、1日の休みで日帰り弾丸旅行である。
Part3ではすっかり夜になり残りわずかな台湾滞在時間を楽しむ。
台湾の新幹線
最後に台湾に来たらやりたかったことがある。
それは日本から輸出された新幹線に乗ること。
台湾では新幹線とは言わず高速鉄道と呼ばれ、高鉄かHSRと表記されている。

全区間ではなく台北から空港に戻る道のりを、行きはMRTを使ったが、帰りは高鉄桃園まで高鉄を使って、桃園から空港までMRTに乗るというルートにした。
東海道新幹線でいうところの東京から新横浜みたいな短距離利用だが、雰囲気は十分に体験できるだろう。
MRTの券売機では日本語が利用できるのだが、高鉄の券売機は中国語と英語のみの対応だったが、難なく指定席を取ることができた。

高鉄は台北駅ではなくて、南港駅から発車する。
始発の南港駅の時点では車内はガラガラだったが、台北駅からは一気に乗客が乗ってきて、指定席は満席。自由席もデッキに人が溢れるくらいの混雑率だった。
そして意外にも台北からたった2駅の桃園駅でもかなりの乗客が入れ替わった。
ちょうど夕方の下り列車になるので、日本でいうところの通勤ライナーのような使われ方が浸透しているのだろうか。

関東ではもうみられなくなり、今では山陽新幹線で主にこだまとして細々と走っている700系新幹線をベースに開発された700T系。
新型車両の導入が報道されており、台湾からも少しずつ数を減らしてしまうのではないだろうか。

車内は座席の模様が違うくらいでほとんど東海道新幹線と同じ。
桃園であれだけの乗客が降りたのに空港までのMRTに乗り継ぐ人は少なく、MRTは余裕で座れるくらいだったので、やはり桃園周辺の住民が通勤の足として新幹線に乗っているのだろう。
帰りの飛行機
帰りの飛行機は現地を2時半ごろに出発するMM620便成田空港行きを利用した。
Peachの桃園発東京行きは羽田空港行きが20時55分発もあり、そちらでも日帰りできるのだが、現地での滞在時間を最大限取るのと、深夜1時ごろに羽田に着いた後のことを考えての成田行きにした。
また台湾系のLCC タイガーエア台湾の羽田行きが0時10分発にありそちらと迷って最終的に帰りもPeachにした。

クリスマス前に訪れたのでクリスマス装飾がなされている桃園空港。
Peachが発着するのは第一ターミナルだが、より新しい第二ターミナルの方が設備が充実していそうだったので、一旦第二ターミナルに立ち寄る。現在はさらに第三ターミナルが建設中の巨大な空港である。
台北には桃園空港のほかに、もう少し市街に近い松山空港があるのだが、それぞれ日本でいう成田空港と羽田空港のような関係。

最後の台湾グルメをフードコートにて。

7-11便利商店と書いてあるのは、コンビニのセブンイレブンこと。そのまま過ぎて面白い。
コンビニにもお土産がいろいろ揃っていて、早朝・深夜でもお土産購入には困らない。
出発前に追加でお土産を購入しにコンビニへ向かったのだが、ここでちょっとしたトラブル。
クレジットカードで購入しようとしたものの、タッチしか使えないと言われたのだが、私が持って行ったクレカは有効期限がもうすぐ切れるくらいの古いものなので、まだタッチ決済には対応していなく、手持ちの台湾元も足りなかった。
事前のネットの情報で”日本で登録したApple Payは台湾ではエラーが出ることがある”と言ったものを読んだ記憶があったので使わないでいたのだが、もう他に手段がないのでApple Payを試したらあっさりと決済が完了した。
出国直前にちょっとひやっとした。

空港の中には至る所にこのような給水機が設置されている。

紙コップは封筒形のもの。昔の寝台特急のデッキの冷水機についていた紙コップと同じようなもの。
日本では見かけなくなってしまった懐かしいアイテムだが、台湾の地では国際空港でバリバリ現役だった。

第一ターミナルでしばらく過ごしたのち、Peachが発着する第二ターミナルに向かわなければならない。
第一ターミナルと第二ターミナルの移動方法はいくつかあるが、今回は面白そうなスカイトレインなるものを使ってみる。
案内があるので迷わないのだが、本当に合っているのかわからないような、人気のない細い通路を通って乗り場に着く。

スカイトレインはちっちゃなゆりかもめみたいな乗り物で、無料でターミナル間を行ったり来たりしている。乗り場までは意外と歩いたが、列車に乗っている時間は2分くらいだった。

日中は往復運転しているのだが、深夜になると、エレベーターみたいにボタンを押したらやってくるシステムで動いている。鉄道というより、水平移動エレベーターみたいな感じ。
この時は、私の他におじさんが一人乗っているだけだった。
第一ターミナルにつくと、すでにチェックインカウンターには行列ができていた。日系会社なのに並んでいる人は9割がダークグリーンのパスポートを持っている台湾人で、自分以外の日本人は一人見かけただけだった。
中国語しか聞こえない中ビビりながら自分の番が回ってきたが、カウンターのグランドスタッフは日本語が通じてすんなりとチェックインできた。
搭乗手続きが済んだら、今度は保安検査と出国審査なのだが、こちらもやはり長蛇の列だった。
が途中でカウンターが増えて10分ほどで出国審査まで辿り着いた。
審査は無人ゲートで、パスポートをかざしたら自動的に日本語に切り替わり、搭乗手続きも出国審査もすんなりと完了。
飛行機に搭乗してからは全く記憶がなく爆睡していた。
どれくらい寝ていたかというと、桃園国際空港を離陸した記憶がないほど。

しっかり爆睡しているうちにあっという間に成田への着陸態勢に入っていた。
霞ヶ浦が見えてきたらもう成田空港目前である。

成田空港ではボーディングブリッジではなく沖止めだった。
日本の冷たい冬の空気に目を覚まされて弾丸日帰り台湾の旅は幕を閉じた。
次の海外旅行はどんな国を訪問しようか。
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