カランリバーパーク
実は今回のシンガポール旅行、野生のワニの他に見たい野生動物がいた。
それはビロードカワウソ。シンガポール各地に縄張りがあり、都心でもカワウソを見られるのだ。
しかし出国当日になってもその姿は見られず、当初予定していた観光をなくしてカワウソの目撃情報がある公園などを巡ることにした。

まずやってきたのは、初日の夜に歩いたカランリバーサイドパーク。日中に来るとまた雰囲気が違う。対岸のトロピカルな小屋が、ハウスゲッコーを見つけた公衆トイレ。

サガリバナの仲間、ゴバンノアシの花が落ちていた。
サガリバナと同じで夜のうちに花が咲いて、朝には花が落ちてしまう儚い植物。
夜に来た時に気づいていたら綺麗な花が見えたのかもしれない。

実が碁盤の脚に似ているというのがゴバンノアシの名前の由来。サポニンという毒があるので食用にはならないが、英名ではfish poison treeといって、毒を用いて魚を弱らせて獲るという漁に用いられた。

マリーナ湾には屋根がオレンジ色のマンション群がある。宝塚歌劇を本拠地宝塚大劇場で見たことがある方なら雰囲気が似てるのがわかるだろうか。

いつの間にか武庫川にワープしてしまったかのような風景だが、ここはシンガポール。しばらく歩いていたがカワウソは見つけられずポイント移動。
ビシャンアンモキオパーク

次にやってきたのは、住宅街の公園。ビシャンアンモキオパーク。
先ほどのカラン川の上流にあたる。カラン川は全長が10kmあるシンガポールで一番長い川。

公園開設時は川は3面コンクリートの護岸だったが、2012年にコンクリート護岸を撤去し自然な状態の川が復元されという経緯がある。

こちらは公園の池。

Sungei Bulohでも見かけたシロハラクイナ。あちらのクイナは警戒心が強かったが、こちらのシティなクイナは人慣れしているようで平気で人の足元までやってくる。

公園にもバナナリスが走り回っている。

シロスキハシコウ、名前の由来の嘴の隙間がわかるだろうか。

ビシャン地区のマンションはピンク色で可愛らしい見た目。

生き物がいる場所には”〇〇と出会ったらどうする?”的な看板があるので、どんな生き物と出会えるかの目安になるのだが、なんとカラン川にはStingrayがいるらしい。Stingrayは毒を持つエイの総称。

アオショウビン、普通の住宅街の都市公園でこんなカラフルな野鳥が見える。熱帯ってすごい。

コウライウグイス。黄色と黒のツートンという警戒色なので目立つ。

ウオクイワシだろうか、こんな猛禽類も生息しているほど生物が濃い。こういった頂点捕食者が維持できるというのは、生態ピラミッドの下層の被捕食者の数も多く豊かな生態系が守られているという指標にもなる。

足元にはオジギソウの花が咲いていた。

生き物探索から少し外れるが、アンモキオには政府公認6体のマーライオンのうちの2体があるのでセットで訪問。

2体がまるで狛犬のように並んでいる。元々は住民が勝手に作ったマーライオンで、撤去騒ぎが起きるなど政府間で揉めたそうだが、最終的に公認マーライオンに格上げされたという歴史を持つ。

シンガポールらしい2階建て路線バスと一緒に。
シンガポール植物園

次のポイントはシンガポール植物園。

シンガポール植物園は1859年に開園した歴史のある植物園で、シンガポールで唯一の世界遺産となっている。

園内はかなりの広さがあり、通路は複雑に張り巡らされていて、方向感覚には比較的自信のある私でも何度も迷子になった。

随所に歴史を感じられる。

雰囲気は東京の日比谷公園のような感じで親しみを持てる。広さは比にはならないくらい広いが。

自販機があったので水分&糖分補給。シンガポールの自販機は過半数がポッカのもので、中には日本の中古と思われる自販機が使われている。キャッシュレス対応率はほぼ100%。

熱帯らしいココナッツウォーターで喉を潤す。甘くて、果肉も入っていて美味しかった。


ハクチョウのいるスワンレイクを中心にカワウソが出没するという噂だが、、、

細長い体が水に浮いていると身構えるのだが大体オオトカゲ。
オオトカゲの泳ぎ方は不思議で、手足は体につけて使わず体をくねらすことで水面を進んでいく。

シンガポール植物園でもカワウソの姿は見つけられず。こんな立て看があるので探している場所は間違っていないはず。
ガーデンズバイザベイ

最後に訪れたのがガーデンズバイザベイ。シンガポール植物園と並んで、シンガポールの2大植物園に数えられる

スーパーツリーグローブの絵はマーライオン、マリーナベイサンズに並んでよくイメージされるシンガポールの画ではないだろうか。高所恐怖症なので、もちろん上には登らないが。

チョウショウバトはカノコバトより少ないハト。姿形はカノコバトに非常に近いのだが、Zebra Doveという英名の通り虎柄が特徴的。姿は何度か見かけていたが、やっと写真に収めることができた。

マリーナベイさんを見上げる。カワウソはいない。暑さと疲労と焦燥で極限状態になりながらも探し続ける。

水辺を歩くもやはりカワウソはいない。シンガポールの都市部ではなかなかカエルの生息を感じられなかったが、ここの水路の海との接続部で、Sungei Bulohで聞いたのと同じカエルの鳴き声を聞くことができた。
と思っていたら、ついにビロードカワウソが海面に頭をのぞかせた!!幻覚でもオオトカゲの見間違いでもない。今までも動物園で幾度となく見てきたカワウソの形そのものだった。
残念なのは息継ぎのために浮上しただけですぐ海中に消えていってしまったので写真は撮れなかった。
しかし実際にシンガポールに野生のカワウソが生息していて、それをこの目で目撃できたというのはかなり大きな成果ではないだろうか。

その後もマリーナ湾を粘ってみたのだが、結局姿を現すことはなかった。
そういえば今はシンガポールの雨季。今まで全くスコールに打たれなかったが、最終日の夕方、この怪しい雲が示す通り最後にスコールを体感することとなった。
シンガポールに別れを告げて

「トトロいたもん!!」状態で時間切れとなってしまい、無念の帰国。最後に一目マーライオンを拝んでホテルに戻った。

空港に戻ったら有名なジュエルの滝を見た。もっとギラギラオラオラした世界観なのかと思いきや、意外にも癒しの空間だった。

最後に食べたシンガポールグルメ。カヤトースト。
トーストを半熟卵にディップして食べるという日本人的には不思議な食べ方なのだが、半熟卵の黄身のコクとカヤジャムの掛け合いが素晴らしかった。
シンガポールの空港は、出国審査がパスポートレスで顔認証できるはずなのだが、私の顔が認識されず結局パスポートをスキャンして出国。

有名な搭乗前に便ごとに行われる保安検査のゲートは、概ね出発の1時間前にオープン。フライトインフォメーションのGate Openという表示が保安検査してますよ、ということらしい。
パソコンやタブレットなどの電子機器や、液体物も全てカバンから出してしっかりと検査される。やはり最後までシンガポーリアンは優しく、保安検査員も検査は厳しいが、笑顔で送り出してくれた。いい国だったな、シンガポール。
飲み物の水は持ち込めないが、空になったペットボトルは捨てる必要はなく、セキュリティを通過した先に給水機があるのでそこで水を汲めば良い。小さな売店があってペットボトルの水もそこで販売していた。
さてシンガポールを出国したが、帰りは直行便ではなく韓国仁川で乗り継ぐ行程となっている。
半日ほど時間があるので、乗り継ぎ時間で韓国に一時的に入国してソウルを観光する。


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