夏真っ盛りの日比谷公園に、50年に一度しか咲かないと言われる珍しい花、リュウゼツランが花を咲かせたので見学してきた。
テニスコート側からリュウゼツランの咲いている第一花壇へ。
小さなバラ園のあたり、見る角度によっては東京都心とは思えないくらい緑に溢れている。
リュウゼツランは日比谷公園の一番北側、ペリカンの噴水に植っている。
葉の縁が白いのがリュウゼツラン、葉が緑のものはアオノリュウゼツランという種類で、今回咲いたのはアオノリュウゼツラン。
リュウゼツランは中央アメリカが原産の多肉植物で、アガベとも呼ばれる。
アオノリュウゼツランの方がオリジナルのリュウゼツランなのだが、日本には斑入りの方が先に来たのでこちらがリュウゼツランと呼ばれている。
メキシコでは葉を砕いて絞った汁を使ってテキーラが作られる。
50年に一度しか咲かないと言われているが、実際にこの子は60年ほどかかって花を咲かせたそう。
花を咲かせた後は枯れてしまう。珍しさと同時に儚さもある、そんなリュウゼツランの花だった。
その後
あれから時間は流れ約半年。花を咲かせたリュウゼツランはどうなったのか。
昨年咲いたリュウゼツランがあった場所には、新たに赤ちゃんリュウゼツランが植えられていた。
順調に成長して、花を探すのは2080年頃になるだろうか。
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