【旅日記】鹿児島・桜島で火山を感じる旅 Part1

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鹿児島県・桜島まで火山を感じに行ってきました。

旅の始まりはサンライズエクスプレス

東京から鹿児島は今では新幹線の線路が一本でつながっているとは言っても、かなり遠い場所。

鹿児島まで行くのに東京駅を6時ちょうどの始発の新幹線に乗っても鹿児島中央駅に着くのはお昼を過ぎてしまうので、今回は夜行で東京駅を発った。

東京駅を21時50分に出発する寝台特急サンライズエクスプレス。夜深く、乗客が寝静まった寝台列車の車内。


サンライズは本来事前に予約しておくべき列車だったのだが、当日の朝に辛うじて取れたのは寝台個室ではなくノビノビ座席。
指定席扱いなので寝台料金は不要ながら、横になれて掛け布団も付いている。

個室ではないので隣の席とはちょっとした仕切りしかないが、通路側はカーテンが閉められる。

大きい灯りのほかに読書灯もついている。
寝台個室にはコンセントが各部屋についているのだが、ノビノビ座席にはコンセントはない。

岡山駅には6時27分に到着。
意外と岡山で下車する乗客は多かった。

列車は岡山で瀬戸方面と出雲方面に分かれていくが、九州方面は新幹線に乗り換えることになる。
新大阪を6時に出発する山陽新幹線の始発列車みずほ601号が6時51分に乗り継げるようになっているのだが、今回は指定席が取れず後続の新幹線に乗ることに。

お昼前に鹿児島中央駅に到着。
岡山駅でみずほ601号に乗り継げれば鹿児島中央駅には10時前には辿り着くことができる。
東京駅から繋がっている新幹線の線路はここで行き止まりとなる。
行き止まりの先には桜島が顔を覗かせていた。

桜島フェリー

鹿児島市街から桜島へはフェリーで渡ることができる。
24時間運行という珍しいフェリーで、日中は20分間隔、所要時間は片道15分。

鹿児島中央駅からフェリー乗り場までは路線バスで20分ほどだった。

船内にはやぶ金といううどん屋さんがある。やぶ金のうどんは、知る人ぞ知る鹿児島の名物グルメである。

一杯500円。注文してすぐに出てくる。

船内の座席にはテーブルがある席があるので、そこで食べることができる。
ひたすら移動し続ける弾丸トラベラー的には移動しながら食事ができるのは最高にありがたい。

船内のレイアウトは来る船によって結構違って、うどん屋がある場所もそれぞれだった。

展望デッキもあるので桜島も見れる。錦江湾には野生のイルカが生息していて、フェリーから見ることもできるそうだが、この日は姿を表さなかった。

15分の船旅はあっという間に終わり、桜島に上陸する。
運賃は片道200円だが、往路復路ともに桜島側で支払うことになる。
ちなみに、鹿児島のバスの初乗り運賃は230円だったので、バスより船の方が安かった。

溶岩なぎさ遊歩道

桜島港から歩いて10分ほどでビジターセンターがあり、桜島の歴史や噴火の情報などが見られる。
ビジターセンターの裏手には溶岩なぎさ公園があり、全長100mの長い足湯がある。

足湯は桜島が見える側と、錦江湾が見える側がある。山の気分でも、海の気分でも足湯を楽しめる。

桜島が温めた温泉に、目の前で噴煙を上げる姿を見ながら入れるのは有り難みが違う。

公園から3kmほどの溶岩なぎさ遊歩道を歩く。

この辺りは1914年の大正噴火で溶岩が流れ出たエリア。
溶岩で焼き尽くされた場所が100年の時間をかけて今の姿となった場所を歩くことができる。

意外と桜島の火山が見れる場所は少なかった。

桜島には至る所にネコが歩いていた。

人慣れしてるので全然平気で寄ってくる。

この子は人が来てもお構いなしにひたすら昼寝していた。

遊歩道の終わりに近づくと船が係留されている入江があるが、そこからの桜島が日本じゃないかのような風景だった。

小さなボートがたくさん係留されている。

遊歩道の終点の先は烏島埋没地となっていて、烏島という島があったのだがここもやはり大正噴火で溶岩に飲まれたエリア。

ここからさらに5分ほど歩くと赤水展望広場につく。

ここは2004年に長渕剛がオールナイトコンサートを行った場所を整備した広場。
記念モニュメントの叫びの肖像は50tもの桜島の溶岩が使われたらしい。

叫びの肖像から後ろを振り向くと桜島がこんな感じに見えている。

観光路線バスアイランドビュー

ここからは桜島を30分おきに走る観光路線バス、アイランドビューで移動する。

バス自体は、桜島フェリーのターミナルから発着している。

路線バスのような車だが、後ろ半分が展望型に改造されている。

よく見ると後ろの座席はそれぞれが窓側を向くように斜め向きに設置されている。
座席の模様もマグマという凝ったもの。

バスで向かったのは桜島で一般に立ち入りできる一番高い場所、湯之平展望所。


バスはここで10分間停車するので展望台に登って記念撮影することができるが、バスから降りるには一旦清算が必要になるのだが、ほとんどの人がフリーパスを利用していた。

望遠レンズで覗いてみた。ところどころに大きな岩塊があるのは噴火で吹き飛ばされてきた噴石だろうか。


停車時間は10分間だが、展望台自体大きいものではなく、遊歩道などがあるわけでもないので、ちょうどいい時間のように思えた。

元々ここで30分後の次のバスを待って、40分滞在することも考えたのだが、10分間で十分楽しむことができた。

城山公園展望台からみる桜島

桜島での行程が予想以上にすんなりと進み時間が余ったので、フェリーで一旦鹿児島市街に戻って城山公園を目指す。
城山公園へは桜島フェリーを降りてから歩いて15分ほど。
このエリアは西南戦争最後の激戦地となったあたりで、西郷隆盛終焉の地など西郷隆盛にゆかりのある場所が多々ある。

薩摩義士の碑の横に自然遊歩道の入り口がありここから登って行った先に桜島が見れる展望台がある。

生えている草木が南国チック。

撮り方によってはジャングルのように見えるが、ちゃんと整備された遊歩道なので普通に歩ける。


登り切ると桜島が鹿児島市街の先に見えている。
関東平野民からしたら山が見えるだけでもいつもと違うと思うのにこんなに立派な活火山が見えている場所で平然と日常生活が繰り広げられているのは不思議でたまらない。

城山公園にも猫がいた。

Part2へ続く。

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