東京から気軽に日帰りできて、離島の雰囲気を感じれる伊豆諸島の伊豆大島まで行ってきました。
到着は岡田港
伊豆大島までは東海汽船のジェット船で東京・竹芝桟橋から2時間弱。ターミナル港は元町港・岡田港の2つがあり、ジェット船はその日の気候によってどちらかに着岸する。
この日の出帆港は岡田港だった。
まずは島の名物、べっこう寿司を食べて腹ごしらえ。
お邪魔したのは岡田港を降りてすぐ目の前にある一峰さん。
ジェット船を降りてすぐお店に入ったら一番乗りだったが、すぐに船から降りたお客さんで賑わい始めた。
10貫とあら汁がついて1200円。
この日のネタはカンパチとのこと。
岡田港のバス停。
先程の一峰さんは写真左から3つ目の建物の二階。
観光バスタイプの車両ですが路線バス。この日乗らなかったが普通の路線バスタイプの車も走っていた。
驚いたのは初乗り料金、なんと130円。電車などは走ってなく唯一の公共交通機関なので地元の足として使われるためなのだろうか。
バスは大島一周道路を走っていく。
大島公園海岸遊歩道と泉津の海
降りたのは泉津停留所。岡田港から10分しないくらいで220円。
バス停の近くにあった小さな港は泉津漁港。
目的地まで大島一周道路を歩いてもいいのだが、せっかくなので大島公園海岸遊歩道を少しだけ歩いてみる。
大島公園動物園まで4km、その先の行者窟まで5.5kmの遊歩道になっている。
晴れたら午前中は陽に当たって気持ちのいい散歩道になるそうだが、ご覧のように曇天。
泉津の切り通し
泉津に向かったのは泉津の切り通しというスポットに行くため。
大島一周道路から少し外れた旧道にあるが、こんな看板が立っているので迷うことはない。
ここを曲がって100mほどの場所。この写真でいうと黄色いバスが見えている奥の森のあたり。
道路自体が切り通しに通っているが、切り立つ岩肌に生えている巨木を真っ二つに割るように切り通しになっているのが泉津の切り通し。
まるでアンコールワット的な雰囲気がある。
両脇を木の根ががっしりと掴んでいる、異世界にでも続いてそうな入り口。
苔と木の根に覆われた、古代遺跡のような階段を進んでいく。
階段を登り切るとシダ植物が生えていてこれまた熱帯感を演出。
ジュラシックパークの世界に入り込んだかのよう。
だが、数メートル進むと「この先は何もありません」という看板が出てきて呆気なく泉津の切り通しは終わった。
もともとは泉津保育園という保育園があり、その通園路として住民が切り開いた通路らしい。
もう一つのターミナル、元町港
この日の出帆港は岡田港だったが、同じくターミナルがある元町。行政などが集約された大島の中心地である。港のターミナルビルの前には御神火のモニュメント。
間違えて来た人に知らせる今日の出帆港の案内。
港からすぐのところには「為朝の館跡」がある。
平安時代末期、崇徳上皇と後白河天皇が皇位継承をめぐって争った保元の乱に敗れた源為朝が大島に流された際住んでいたと伝わる。館の跡地にはホテル赤門という宿泊施設が建っている。
ゴジラのモニュメントがあるのは長根浜公園。
公園内には水着を着て入るタイプの混浴の露天風呂「浜の湯」があり、そこで岡田港に向かうバスまで時間を潰した。結構ぬるめの湯だったので冬に入ると寒いかも。
ちなみにすぐ近くに御神火温泉という普通の温泉もあり、こちらはさるびあ丸が到着する時間に合わせて早朝から営業している。
ずっとバスで行ったり来たりしていた大島一周道路だが、その起点は元町港にあった。
帰りはさるびあ丸でのんびり客船旅
さるびあ丸は東京・竹芝を夜に出発して、大島・利島・新島・式根島・神津島までを繋いでいる客貨船。帰りは逆のルートで夜に竹芝に到着する。
大島から竹芝までは5時間ほど、ジェット船の倍以上の時間をかけたのんびりとした船旅となる。
昔ながらの一番安い2等和室。この日は空いていたので概ね各グループに対し1部屋が割り当てられていて、8人部屋を一人でごろごろとできた。毛布は1枚100円で借りられる。
船内の共用設備は食堂やシャワー室(有料)などがあるが、フェリーとは違って座ったりできるようなフリースペースは多くなかった。
3分100円で使用できるシャワー室が3甲板に男女別に3室ずつ配置されている。
公式にはアメニティはないと案内されているがシャンプーだけ備え付けられていた。自販機でも販売されている。
ドライヤーもあるのだが、風量はかなり弱い。
こちらは船内のレストランの島海苔塩ラーメン。
デッキからみた横浜ベイブリッジ。
横浜港からは夜景クルーズの乗客が乗ってきて一気に船内は大混雑。
夜景クルーズは客室は使えないが、大人1000円で横浜から東京までの1時間半の船旅が楽しめるもの。
レインボーブリッジをくぐると竹芝桟橋までの船旅はあと少し。
お世話になったさるびあ丸を一枚。
すぐ後続に八丈島からの橘丸も到着した。
追記
伊豆大島再訪しました。
【弾丸日帰り】悪天候の伊豆大島を駆け足で回る Part1-さるびあ丸乗船記-
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