普段は社畜しながら国内を弾丸旅行している記事が多いこのブログだが、今回はついに海外進出を果たした。もちろん海外旅行とはいえ、1日の休みで日帰り弾丸旅行である。
向かった先は日本のすぐお隣の国、台湾。
日本と台湾の間にはかなり多くの便が飛び交っているので、海外とはいえ日帰りでの訪問が可能なのである。
ちなみに私は海外旅行は高校生の時にシドニーを訪れて以来のおよそ10年ぶり、そして初の英語圏ではない国の訪問となった。
中国語も你好と謝謝くらいしかわからない私は、無事に台湾観光を楽しめるのだろうか???
早朝のLCCのフライト
東京・羽田空港から台北まではPeachのMM859便を利用する。PeachはANA系列の日系LCC。
羽田空港を5時45分に出発して、台北・桃園国際空港に現地時間8時55分に到着する。
同じ5時台にもう1便台北行きの飛行機があり、そちらは台湾系LCCのタイガーエア台湾。
今回は私自身が久々の海外旅行ということもあり、日系航空会社を使いたかったのでPeachを選択した。
ただネットの評判を見てるとタイガーエアも日本語話者のクルーが乗っているらしく評判も悪くないので、いずれ利用してみたい。
航空券の価格はタイガーエアもピーチも片道20000円程度。単純に往復の交通費で考えたら、たとえば羽田から新千歳に行くみたいな旅とほとんど変わらないくらいで海外旅行に行けることになる。
ちなみに、実際に羽田・新千歳便を利用しての日帰り北海道の旅は過去に実行しているので、興味のある方はこちらの記事をどうぞ。
-関連記事-
【弾丸旅日記】東京から北海道へ日帰り!新千歳空港、道産子グルメの旅
搭乗手続きでは、預ける荷物と持ち込む荷物どちらもきっちり重量をチェックされる。また、台湾は帰りの航空券がないと入国できないので、この時点で帰りの便を抑えてあるか確認された。
搭乗手続きを済ませたら、すぐに出国審査を受けて仮眠しつつ搭乗開始を待つ。
ラウンジで過ごすのも考えていたのだが、早朝の制限エリアのベンチはガラガラでコンセント付きの席も選び放題だったのでベンチで搭乗開始まで仮眠をとる。
機材はA320neo、私にとって初めてのエアバス機である。
座席はリクライニング機構はなく、すでに角度のついているプレリクライニングになっている。
ちなみに帰りにはA320ceoに乗ったのだが、そちらのリクライニングシートとあまり違いは感じなかったような気がする。
機内は満席で、乗客は台湾人と日本人半々くらいといったところだろうか。
初めてのLCC利用だったのだが、もっと窮屈な座席なのかと思っていたが、意外と窮屈さは感じなかった。普通に4列シートの安めの夜行バスに乗っているような感覚。
すごい過酷なイメージを勝手に想像し過ぎていたみたいだ。
台湾について
桃園に降り立ち降機したらすぐにこの緑のカードを受け取る必要がある。
これはアフリカ豚熱が流行していない地域から渡航したことを示すカードで、これがないと入国審査の前に手荷物検査が必要になる。
実際にうっかり取り忘れて個別に検査されている人も数名いたので注意。
台湾にはビザなしで渡航できるのだが、その条件は以下の通り。(参考:台湾観光庁・台湾観光協会)
・90日以内の滞在で旅券の有効期限が滞在予定日数以上ある。
・台湾から帰国または次の目的地への航空券とその有効査証などを所有している。
台湾への入国カードは事前にオンラインで申請できるので出国前に提出して、メールで送られてくるPDFの承認書を入国審査で見せる。
滞在目的や帰国便など必要な情報はすべてオンラインで提出済みなので、特に質問されることもなく、指紋と顔写真を撮ってすんなりと入国審査を通過できた。
また事前に申請していなくても、入国審査前にQRコードがあってそこでやはりオンラインで申請することになる。どうやら紙の入国カードはもう無いようだ。
ちなみに日帰り旅行の場合のオンライン申請の書き方だが、ネットで情報を調べてもこれといった答えに辿り着けなかったので、Hotel Nameで滞在先の台北市を選択し、ホテル名を入力する欄に”None(One day trip)”と入力して申請できたので参考までに。
台湾でのスマホ事情だが、私はdocomo系のAhamoを契約しているので、追加料金・手続きなしで海外でも通信ができる。台湾も例外ではなく、機内モードを解除してそのまますんなりスマホが使えた。
使えるキャリアは6種類あるが、自動で接続されるので自分で選ぶ必要はない。
最初に自動で繋がったのは、以前Docomoが提携していたキャリアのFar EasToneだった。そして台湾最大手の通信キャリアである中華電信(Chunghwa Telecom)も利用したが、どちらも街中や空港などでも不自由なくネット通信が使えた。
台湾の通貨はニュー台湾ドルで、だいたい1NTD=5円しないくらい。現地のATMでキャッシングしたのだが、利息も含めてだいたい1ドル4.85円くらいになった。
日本では元と言ったりするが、現地では圓(読み方は『えん』)と言われてる。
ちなみに、韓国のウォンも感じで書くと圓らしいので、この辺の東アジアは日本も含めて通貨のことを圓と表現していると不思議な仲間意識を感じる。
まずは空港で腹ごしらえ
早朝便で降り立ったので、朝ごはんを兼ねて、まずは空港のフードコートで腹ごしらえとする。
この時点ではまあまあ日本人の姿を見かける。
Peachが就航している第1ターミナルのフードコートは意外とこじんまりとしていて、下手したら日本のイオンのフードコートのほうがでかいといった感じ。
早速現地グルメの牛肉麺、199ドル。やはり現地グルメということもあって他のお店より列が長かったのと、並んでいる半分くらいが日本人だった。
台湾に着いたばかりだが、帰りの便は深夜なので先にお土産を買っておく作戦にした。
結果的には、深夜でも空港のコンビニは開いていて、そこでもお土産が買えるので着いてすぐ買い物しなくてもよかったのかなという気がしないでもない。
観光するのにお土産を持ち歩くのは大変なので、空港のコインロッカーに預けてから台北の街に繰り出すことにする。
ペリカン便がやっている空港のコインロッカー、日本でも駅で見かけるSuicaなどのICカードが鍵になるのと全く同じものだった。もちろん台湾なのでSuicaは使えないが、現地のICカード悠遊卡を利用した。
使い方も日本のものと全く同じで、もちろん日本語も普通に使える。
課金は3時間ごとに加算されていくスタイルで、超過分は荷物を取り出すときに支払いになる。いちばん小さいサイズで3時間につき40元、日本円だと200円くらいになる。
台北市街地へ
桃園国際空港から台北市街地へ行くのに最も簡単なアクセス方法は空港MRTの利用だろう。
各駅停車タイプと快速タイプがあるのだが、快速タイプの列車に乗ると途中駅をかなり飛ばして40分弱で台北駅に到着する。
各駅停車と快速で車両が違うものが使われていて、快速タイプの列車は車内がクロスシートになっていて、シートにモケットが貼られたものになっている。対して各駅停車用の車両は強化プラスチックのロングシート。
スーツケースが置ける荷物置き場も用意されていた。
MRTはしばらくは広大な森林の上を駆け抜けていく。
日本の森とは雰囲気が違い、熱帯感のあるジャングルだった。台湾北部の気候は亜熱帯に分類されるので、日本で言うと鹿児島離島の最南部と沖縄が概ね同じ気候になる。
しばらくすると市街地が近づいてくる。
高層マンションが建つ川沿いを走ったり、高速道路と並走したりしているのが、なんとなく日本の京葉線のような雰囲気を感じる。
終点の台北駅に近づくと列車は地下を進む。そんなところも潮見を過ぎたら地下にもぐる京葉線っぽさがある。
空港MRTの台北駅は、他のMRTや台鐡、高鉄の台北駅と離れたところにあり、長いエスカレーターを登って、長い動く歩道のある地下道を歩いて乗り換えする。
まさに京葉線の東京駅と同じような雰囲気。
とうとう台湾・台北の街へやってきた。日帰りで訪れた台湾をどれだけ満喫できるだろうか。Part2へ続く。
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