先日は秋田県へ日帰りで行ってきたが、今回は日帰りで山形県を訪問し、松尾芭蕉の句で有名な山寺を参拝した。
新型つばさ、E8系
山形までは山形新幹線が走っているのでアクセス方法は実にシンプルである。
地方まで新幹線網が広がるメリットだろう。
せっかくなので今年デビューしたばかりのE8系の列車を選んだ。
えきねっとで指定席を取ろうとしたら、普通の指定席料金より、早割のグリーン車の方が安かったので往復グリーン車の旅となった。普通席の早割は発売日のお昼過ぎに見たらすでに完売していた。
遠目で見た時はメガソーラーかと思いきや、近づいたら山の斜面を利用した巨大な果樹園だった。
そういえば山形はフルーツ県だった。
ネットで有名な田んぼの中にある田舎のタワマンこと”スカイタワー41”も車窓から見ることができる。
雪かきから解放される、山形は夏暑いが、高層階は空気が抜けるので涼しいなど意外と好評らしい。
時間にすると山形駅に到着するちょうど10分前くらいに通過するので、つばさ号に乗った際はチェックしてもらいたい。
山寺へ
山形駅に着くと新幹線に乗っていた乗客の過半数が下車した。
山形からは仙山線に乗り換えると20分ほどで山寺駅に着く。
ホームからすでに山寺の建造物が見えている。これからあそこに登るのかとちょっとビビっている。
駅には見晴台があるので、電車を待っている時間にも山寺を見上げることができる。
山寺は正しくは立石寺というお寺で、かの有名な松尾芭蕉が、かの有名な句”閑さや岩にしみ入る蝉の声”と詠んだことで有名なお寺。
ちょうどさくらんぼの季節だったのだが、玉こんにゃくを買ったらおまけしてくれた。
さくらんぼは前年にストレスに揉まれると双子になってしまうらしいが、今年は特に多いらしい。
これから登っていく参拝客に、降りてきた参拝客が「頑張って」と声を掛け合いながら階段を登っていく。
松尾芭蕉の例の句が埋められているというせみ塚。
ということはこの背後にある岩が、蝉の声がしみ入った岩?
夏前に訪問したのでまだ蝉は鳴いていなかった。
山寺のイメージとして一般的なのはこの景色だと思うが、これは納経堂。
開山堂から進んでいくと五大堂があり、展望台のようになっている。
眼下には山寺の街、先ほど電車を降りた山寺駅が見える。
山寺の一番奥、奥の院。ここまで1時間ほどかかったが、登り切った時の爽快感は格別である。
山寺を降りたら電車まで時間があるので、駅前で山形名物”冷たい肉そば”をいただいた。
山を歩いて汗をかいたあとに冷たいスープは最高の組み合わせ。
山形駅から散策
山寺から山形駅に戻って時間が余ったので少々散策する。
駅前の霞城セントラルというビルには県観光情報センターが入っている。
新潟のぽんしゅ館のように地酒の飲み比べができる施設があった。
山形はフルーツも獲れるので、日本酒以外にもワインも飲める。
霞城公園は山形城の跡地の公園。
公園内は県立の体育館などがあるほか、美術館や博物館もあった。
二の丸東大手門から入ると、最上義光像が立っている。
帰りの新幹線では有名な駅弁、牛肉どまん中弁当。
山形新幹線開業に合わせて開発された駅弁だが、いまやノーマル以外にもしお、みそ、カレーといったバリエーションに発展している。
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