2024年、平日限定ながら1日1万円で新幹線も含めて乗り放題という超破格の切符、通称キュンパスが発売され、自称弾丸トラベラーの私も日帰りで、盛岡・秋田へ行ってきたのだが、なんと!今年もキュンパスが発売されたので、今度は上越新幹線の終点、新潟まで日帰りで行ってきた。
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今年も発売、平日1日1万円で乗り放題
2月~3月のおよそ1ヶ月間の平日、1日1万円で新幹線を含めてJR東日本と一部の第三セクターが乗り放題になるというオトクな切符が発売されていた。今年は2日用1万8千円も用意されるという盛り上がりを見せている。
1万円で乗り放題がどれだけお得かというと、東北新幹線で東京~那須塩原を往復するだけで元が取れてしまう。
今年もそんな切符がありながら旅しないわけにはいかないので、日帰りで新潟まで行ってきた。
新潟B級グルメ
お昼前に新潟に到着したので、まずはランチ。ということで向かったのは新潟のバスターミナル「万代バスセンター」。新潟駅からは歩いても10分ほどの距離なのだが、この日は雪がちらつく天気で寒かったので路線バスを利用した。
新潟駅からは5分ほどバスに揺られて運賃は120円。脅威の初乗り料金の安さ。
まずやってきたのは新潟のローカルファストフード店、バスセンターの2階にある”みかづき”。私が新潟に訪れるとほぼ毎回食べている「イタリアン」。
麺はパスタではなく、ソースで味付けされた中華麺。平たくいうと焼きそばにトマトソースをかけ、白生姜を添えたようなもの。「新潟に来たら毎回食べている」ということでそのおいしさは伝わるだろう。
「イタリアン」は新潟市を中心にした下越地方では「みかづき」、長岡周辺の中越地方では「フレンド」というお店が提供しているが、当時の経営者同士で親交があり両者で販売されているらしい。
ついでにたこ焼きもオーダーした。
さて次に食べるのは、同じく万代バスセンターの今度は1階のバス停があるエリアの一角にある立ち食いそば屋、「万代そば」。
蕎麦屋だが並んでいる客が皆注文するのはカレー。いわゆる「バスセンターのカレー」として親しまれているご当地グルメである。
立ち食い形式なだけあって提供速度はとても早く、購入した食券を出すと、その場ですぐ盛り付けられて提供される。
発着するバスを眺めながらカレーを食べる。
ちなみに写真のカレーはミニカレーだが、ミニでも結構ボリュームがあった。
明るい色のルーなのだが、その見た目に反してしっかり辛味のあるカレーだった。バスセンターの一角には、新潟の地を走るバスデザインの自動販売機。バスの顔と自動販売機の機能の親和性がすごい。
新潟市街を見下ろす展望台
少々時間があったので、万代バスセンターからさらに5分ほどバスに揺られて、日本海と新潟市が一望できる展望台、朱鷺メッセにある「ばかうけ展望室」へ向かう。
ホテルやオフィスなどが入った複合施設だが、ここの31階が展望室になっている、高さは125m。
ちなみに昨年訪れた”門司港レトロ展望室”も同じ31階で、やはりコンセプトは似たようなもの。違いは門司港は300円の入場料がかかるのに対して、新潟はなんと無料で展望室へ入ることができる。
地上から展望室までは直行のエレベーターがある。
2階の次は31階という振り切った操作盤。
ちょうど屋根の赤いバスが走っている橋は、日本一長い川、信濃川に架かる萬代橋。
朱鷺メッセに入っているホテル日航新潟が運営しているカフェと売店が展望室の萬代橋側にあり、この景色を見ながら食事することができる。
こちらは以前訪れた夜景の萬代橋。石造りの洋風なアーチ橋。
今の萬代橋は世界恐慌が起こった年、1929年に架けられた3代目。国道にかかる橋としては、東京・日本橋に次いで2番目に重要文化財に指定されている。
日本海側を眺む。佐渡島や敦賀・北海道方面へのフェリーが発着しているターミナルがある。
新潟の美味しい日本酒
最後に訪れたのは、新潟駅の中にあるぽんしゅ館。
米どころ新潟県は、酒蔵の数が日本一の酒どころでもあり、そんな新潟のお酒が集まっているお店がぽんしゅ館。新潟駅の他には長岡、越後湯沢にもあり、新幹線で新潟に降り立ってすぐ、あるいは新潟を発つ直前まで新潟の美味しいお酒を楽しむことができる。
ぽんしゅ館で有名なのは、500円で最大お猪口5杯日本酒を試飲できる「唎酒番所」だろう。
500円払うとコインを5枚とお猪口が渡され、コイン1枚または2枚でお猪口1杯分の日本酒が注がれる。
ずらっと並んでいる全てが新潟のお酒。100を超える種類のお酒がある。
有名な酒蔵のお酒を試飲してみたり、普段は甘口のお酒を飲んでいるのだが、あえて辛口のお酒を試してみたり。
熱燗にすることもできる。
お酒に強くない私だが、小さなお猪口5杯というサイズ感が絶妙で、無理せずに色々な銘柄、飲み方を試せるのは楽しい体験だった。
新潟駅周辺でサクッと新潟を楽しんで、今回は新潟を後にした。
来年度もキュンパスが発売されたら、どこへ行こうか。
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